2018.8/12~8/18 あべくらら/やまもとさき 2人展 「モグモグ星 crunch star」

2018/08/12~2018/0818

あべくらら/やまもとさき 2人展 「モグモグ星 crunch star」

作家プロフィール(twitter2018/07/31 投稿)

あべ くらら

1992年生まれ

2015年 東京造形大学卒業

2018年 東京造形大学 大学院修了

 

やまもと さき

1991年生まれ

2015年 東京造形大学卒業

 

・展示について(twitter 2018/08/11 投稿)

モグモグ星とは、砂の惑星なのか?

それともゼリービーンズの惑星なのか? どんな生物が潜むのか?

謎のベールに包まれた作品展を、コーヒーとともにお楽しみください

・作品

あべ くららさんの作品は、荒廃した世界にポツンと独り取り残されたような気持にさせられました。

中でも、中心にそびえ立つ無機質な電柱と三角屋根の家を描いた作品は、タルコフスキーの映画「惑星ソラリス」のラストシーンを彷彿させる世界観で、惹きつけられました。

 

 

やまもとさきさんの作品は、脱力感と浮遊感溢れる様々な「モグモグ星人」たちが、マガジンラックを占拠しました。

愛らしい近年の作品とは裏腹に、在学中に描かれたキャンバスの作品は、ダークで不思議な存在感を放っておりました。

やまもとさんの使う緑色は、夏の沼のような深みがありとても印象的です。

 

 

・展示期間中のBGMについて

ポストロック(米シカゴの音響派ロック)やクラウトロック(ドイツのプログレッシブ・ロック)

など、浮遊感や荒廃感のあるイメージで選曲。

出展作家の やまもと さきさんが音楽愛好家で、展示する以前もritmosにご来店の際、音楽の話で店主と盛り上がっておりました。

展示期間のBGMも、やまもとさんのご協力のおかげで作品とのシンクロ率も上がりました。

その中でも、ひときわ展示空間を賑わせてくれたアルバムがあります。

アメリカのサイケバンド、Silver Apples

The Gardenを聴くと、この展示を思い出します。

・まとめ

ふたりが個性を競うのではなく、高めあうような理想的な二人展でした。